【無上なる喜び】
我欲を追い求める意思は、
自律的に細胞を動かし、
臓器を働かせ、生存を維持し、
種を保存し繁栄する、
生き物の動力源になる。
しかし、限りある物理空間では、
自然法則の支配により淘汰される。
私たち人間には、
先人たちが紡いできた叡智がある。
その根源を求め、
源流へと旅してきた賢者たちは、
互いの心が統合していく対話法によって、
「友を自分のように愛する真心」が生まれ、
この上ない無上の喜びを授かる生き方を発見し、
その叡智を未来の人びとへ遺してきた。
生物の生体的機能の進化は、
大脳が霊的な進化へ促すステージへ
移行してきているように思える。