【直指人心 見性成佛】
生来的に人の心の奥深くには、仏性が宿っています。
経典や聖典などの教本で学ぶことも大切です。
俗世と離れてただひたすらに自分の心を見る瞑想をしても、
ほんとうの仏性は目覚めません。
かといって、外に仏を探すことに明け暮れてもやはり見つかりません。
人とかかわって、喜怒哀楽、五感で感じた自分の心を直に奥深くを観てみよう。
そうしたときに自心に仏性に気づき、照らされた道に気づくことでしょう。
それは人間が歩むべき道、すなわち仏に成る道なのです。
悟りとは目的地ではありません。
成仏への道のスタート地点なのです。
成仏とは死ぬことではなく、人間性を完成された人の姿なのです。
そして人間力を磨くこととは、永続的なよろこびを受け取る器をもった人になることです。