【向上一路】
梵我一如ということばがある。
宇宙原理の根源と真の我が、
完全なつながりを結んだ様相は、
一切の切れ目や隙間も空洞もない一の如くであるという。
それは私たちが真の意味でいう、
あるがままの姿で生きた証しであり、
無上の喜びを得られるともいわれている。
心に銘記してほしい。
言葉によって理解しても、
共感して無上の喜びを感じても、
絵や文字で表現され思索を重ねても、
それはその境地へ至る道を示し、
導かれたことの喜びを得られたに過ぎないということを。
根源へ向かいただひたすら真っすぐ道を歩むしかないということを。